【ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘンvsボルシア・ドルトムント 2021年3月6日(日本時間26:30キックオフ)】
アーリング・ブラウト・ハーランドの2ゴールで幕を開けたデア・クラシカーは、前半のうちにバイエルンが2-2とすることに成功した。
追いかける形になったバイエルンがペースを握ると、ドルトムントは綻びを見せるようになった。
3バックから5バックへと可変するドルトムント守備陣だったが、キングスレイ・コマンとルロイ・サネの両翼に対応しながら可変しなければならないことでウイングバックとセンターバックとの距離が不安定になってしまっていた。
バイエルンにペースを握られても、高い位置で奪ってカウンター、という武器で勝負したかったドルトムントは、そのためにウイングバックを最終ラインに吸収させてラインで構えるのではなく、あくまでもサネとコマンに対応させることを優先させた。それが悪いほうに出てしまった。特に1失点目は、右ウイングバックのニコ・シュルツがサネの動きに2度も引っかかり無効化されてしまった。個で上回るバイエルンを相手に耐えきれる守備ではなかった。