最も近かったのは28分過ぎ、ボールを持った遠藤に長谷部が寄せた場面だが、1vs1になる直前にサイドチェンジのロングパスが蹴られ、デュエルは未遂に終わった。
61分には遠藤へのパスが流れたところを長谷部がカット、遠藤の寄せの前に縦にパス、と再び接近したが、やはりデュエルと呼ぶ状態ではなかった。
そして72分に長谷部が途中交代、新旧日本代表のボランチ同士によるデュエルは来シーズンに持ち越しとなった。
デュエルだけでなく、試合も1-1に終わり、今シーズンは2戦2分(11月7日に行われた試合は2-2の引き分け)となり、やはり決着は持ち越しとなった。
また、怪我で欠場した鎌田大地についても、フランクフルトに欠かせない選手であることを感じさせられた。
コスティッチやアンドレ・シウヴァ、アミン・ユネスらが単独で突き進むことでしか攻撃が成立しなくなってしまっていたフランクフルトに足りなかったのは、スペースに顔を出して詰まりを解消する鎌田の動きだった。