【J1分析】大住良之×後藤健生「深夜の激論」2021開幕(5)補強で一番成功した清水、横浜FCは安永に期待の画像
開幕戦で対峙したカルリーニョス・ジュニオ(清水エスパルス)と 小泉慶(鹿島アントラーズ)  撮影/渡辺浩樹(SONY α9Ⅱ 撮影)

ついに幕を開けた2021シーズンのJ1リーグ。大住良之と後藤健生、2人のジャーナリストが今季の展望、各チームのみどころを徹底的に討論。開幕節の深夜にかわされた熱い議論の行方はーー。

■「負けたけどシュートが多いのはよかったね」

大住「ダイジェスト見た限りでは鹿島アントラーズは悪くなかったよね。負けたけど」

後藤「全然よかったよ、シュートを20本も撃ってるんでしょ? チャンスをいっぱい作って、バーやポストに3本くらい当たっていたね」

大住「バー当ての勝負だったら絶対に勝ってたね」

―鹿島のシュート数が20本。それに対して清水エスパルスは7本ですね。

後藤「内容的にもそういう試合だったんだよね」

大住「みんな崩してのシュートだからね。だから、負けたけどこういう日もある、という負けだったんじゃないかな」

―清水のミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の魔法かと思いましたが。

大住「今までのエスパルスだったら、逆転したところで受け身になっていた感じがしたけど。ロティーナが前向きなメンタリティーを植えつけたのかな。スコアだけ見るとショッキング(※鹿島1―3清水)だけど、内容としては逆のスコアでも十分おかしくなかった」

後藤「おかしくなかったね。普通にいけば逆のスコアになるべき」

大住「やっぱり鹿島のエヴェラウド上田綺世の2トップは、相手にとってはかなりの重荷だよね。なにをされるか分からない」

―失点の3点目はオウンゴールでしたね。

後藤「そうそう。これもかなりラッキーな点だよね」

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