J1リーグ第1節 川崎フロンターレー横浜FM
2月26日(金)|18:00 等々力陸上競技場
新シーズンの幕を切って落とすゲームとして、これ以上エキサイティングなカードはないだろう。昨季のチーム総得点1、2位の対決だ。攻撃サッカーが、真っ向から激突する。
圧倒的な強さで昨季のJ1を制した川崎は、今シーズン最初の公式戦となるFUJI XEROX SUPER CUPでも、3ゴールを奪って勝利。しかも、2点差を追いつかれた終盤に決勝点と、勝負強さも見せつけている。
対する横浜FMは、アンジェ・ポステコグルー監督の下、攻撃的なサッカーを貫き続ける。昨季のリーグ戦での対戦では、2試合ともにゴールを奪いつつも、3得点を献上して1-3で敗れている。借りはきっちり返しておきたいところだろう。
ここ2シーズンのJリーグで、強烈なインパクトを残して頂点に立った神奈川勢同士が、いきなり顔を合わせる。隣り合う大都市のビッグクラブによるダービーで、相手の哲学を上回るのはどちらのチームか。
■川崎フロンターレ
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
ス○3-2 G大阪(H)
天○1-0 G大阪(H)
天○2-0 秋田(H)
L○3-2 柏(A)
L○3-1 浦和(H)
【通算対戦成績】
H 22試合・13勝3分 6敗
A 23試合・ 9勝5分11敗
計 45試合・22勝8分17敗
【直近対戦成績】
2020年11月18日 J1第30節 H3○1
2020年 9月 5日 J1第14節 H3○1
2019年11月30日 J1第33節 H1●4
2019年 3月10日 J1第 3節 A2△2
2018年 8月 5日 J1第20節 H2○0
【今節のみどころ】
メンバーは、FUJI XEROX SUPER CUPと大きく変わりないだろう。登里亨平は昨季のケガで出遅れているが、旗手玲央が天皇杯に続いて左サイドバックを務めて穴を十分に埋めるなど、むしろチームの新たな可能性さえ感じさせる。新戦力のジョアン・シミッチの先発も濃厚で、ファンにとってはバージョンアップされたチームを見るのが楽しみなことだろう。
既存戦力でも、センターFWは小林悠とレアンドロ・ダミアンのどちらが先発するか分からない。小林がジョーカーとしても機能することは昨季、さらにFUJI XEROX SUPER CUPでも証明済みだが、当然先発出場への意欲は強いはずだ。
塚川孝輝ら新戦力の登場も楽しみで、そこかしこでポジション争いが激化。リーグ開幕戦から放つ選手たちのギラギラ感が、チーム力へと昇華する。