【ブンデスリーガ アイントラハト・フランクフルトvsバイエルン・ミュンヘン 2021年2月20日(日本時間23:30キックオフ)】
鎌田大地が先制ゴールを決め、フランクフルトが「六冠チーム」のバイエルンに勝利した。
鎌田は不思議な選手だ。
サガン鳥栖でボランチをしていたはずなのに、海外に移籍したらいつの間にか裏抜けが上手い1トップになっていた。それ以外にも、トップ下でパス能力を称賛されたり、サイドでドリブラーのようなプレーを見せたり、鎌田という選手の本当の良さが何か、というのは非常にわかりにくい。
結果を見れば良い選手であることは間違いなさそうではある。試合を見ても、良い選手であることは誰もが認めるところだ。しかし、鎌田のどこが良いのかを上手く言えない人が多い。不思議だ。
サッカーでは、上手く説明できない良さをどうにかして表すために、嗅覚、という言葉が使われることが多いが、鎌田のプレーはその言葉が似合うわけでもない。
では、鎌田の良さは何か。
それは判断力だ。パスを出す際はもちろん、どのスペースを使うか、今仕掛けるべきかどうか、どちらへ動くべきか、など、判断力が速く確かなものであるからこそ、様々なプレーで良いプレーを披露する。
そして、そんな鎌田をチームメイトは信用している。