対ウルヴス戦に見るアーセナル指揮官・アルテタの「内なるグアルディオラとヴェンゲル」の画像
アーセナルのダヴィド・ルイスがPKを献上しレッドカードで退場 写真:ロイター/アフロ

 華やかなムードは一瞬にして暗転した。0-1で迎えた前半のアディショナルタイム。スルーパスに抜け出した敵のFWウィリアン・ホセを、ダヴィド・ルイスが後方から引っかけて倒してしまう。主審はレッドカードを提示。元ブラジル代表CBは一発で退場となった。この出来事をミケル・アルテタ監督は「ターニングポイント」と振り返っている。

 このPKをルヴェン・ネヴェスにきっちり決められ、スコアは1-1。ウルヴスに追い付かれ、1人減った状態で前半を折り返す。どこか後味の悪い終わり方だ。

 もっとも、試合後にアルテタ監督が残したコメントによれば、ハーフタイムに選手たちの士気は下がっていなかったという。

「ハーフタイムに選手たちは全員が本当に活気に満ちていて、依然としてチームを再建して勝つことにトライしようと、互いに励まし合っていた」

 確かに前半の大部分はアーセナルが圧倒的に優勢だったことを踏まえれば、ガナーズの選手たちが、たとえ10人になったとしても勝利をもぎ取れると信じて、何ら不思議ではない。

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