■長崎、新潟、大宮は主力MFが残留
すでに移籍市場の査定をしてきたなかで、フォローすべきチームが出てきた。
まずは昨シーズン3位のV・ファーレン長崎が、MF名倉巧との契約を更新した。プロ4年目の昨シーズンは、2列目のファーストチョイスとして27試合出場で5得点をマークした。崩しの局面で違いを生み出す22歳のドリブラーの残留は、長崎にとって頼もしいニュースだろう。
アルビレックス新潟も、本間至恩との契約更新を発表した。20歳の背番号10は複数クラブからオファーを受けたが、「どこにいても成長できる。このクラブで成長したい」との思いから残留を決めた。
背番号10を着ける選手では、大宮の黒川淳史も残留する。海外クラブとの移籍交渉を行なっていたが、メディカルチェックを通過できなかったことが明らかになった。昨シーズンのJ2でチーム最多の7得点を記録したMFの残留は、岩瀬健新監督が率いるチームに何よりの”補強”と言えるだろう。
即戦力の補強が目立つFC町田ゼルビアには、ヴァンフォーレ甲府からブラジル人FWドゥドゥが加入した。18年と昨年のJ2で10得点を記録した30歳の加入により、昨シーズン7得点の安藤瑞季(水戸)の穴を埋めた格好だ。