バルト三国は素晴らしいところでした。

 中世のままの城壁に囲まれた旧市街や18世紀から20世紀にかけての近代建築が建ち並ぶリーガの中心街、そして澄んだ青空……。とにかく、街並みが美しいのです。しかも、物価はとても安かったですし、どこに行っても英語が通じるのでとても便利でした(彼らは自分たちの言葉は絶対に外国人には通じないと自覚してるので外国語習得に熱心で、ドイツ語やロシア語も広く通じます)。

 バルト三国それぞれ民族的な系統は違っていて、エストニア人というのはフィンランドに近いのです。地理的にも、タリンの港からフィンランドの首都ヘルシンキまでフィンランド湾を渡って100キロもありません。

 大型フェリーで数多くのフィンランド人観光客もやってきます。北欧は物価が高いので、フィンランド人にとってはタリンまでやって来て買い物をすればとってもお得なはずです(民族的に近いと言っても言葉は通じないらしく、フィンランド人もホテルなどでは英語でやり取りしていました。スペルは似ているんですが)。

 ウクライナやラトビアにいる頃はそうでもなかったんですが、エストニアに入ると急に冷え込んできました。あまり寒かったので、タリンの城壁脇の土産物屋で売っていた厚手のセーターを購入しました。地味なグレーのものを購入したので、これは今でも1、2月の極寒期の試合観戦の時に大変に重宝しています。

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