■12月19日/J1第34節 柏―川崎(三協F柏)
J1の2020年シーズン最後の試合で、柏FWオルンガが衝撃の得点シーンを生み出した。川崎戦の開始前時点で27ゴールを奪い得点王を独走していたケニア人ストライカーだったが、得点王へ華麗な“ダメ押し弾”を決めてみせた。
それは、王者・川崎を相手にチャンスを作り続けた14分のことだ。柏のゴール前から前線にロングボールを前線に送り出すと、そのボールはFWクリスティアーノの元へ。クリスティアーノはこれをダイレクトでさらに前線に送ると、そこに待っていたのはオルンガ。
一度バウンドしたハイボールに対し、オルンガと川崎DF山根視来が競りに行く。身長差をカバーしようと思い切りジャンプした山根だったが、同じく競りに行ったオルンガに簡単にはね返されてしまう。山根が地面に転がる脇で、オルンガは川崎GKチョン・ソンリョンと1対1に。ソンリョンが勢いよく前に出てきたところを、オルンガは左足でチョコンと蹴ってボールを触らせない。
そして、思い切りジャンプしてソンリョンの上を飛び越えると、あとは無人のゴールに流し込むだけ。今季28得点目を王者から奪ったのだ。