J1リーグ第34節 名古屋グランパス―サンフレッチェ広島
12月19日(土)|14:00 豊田スタジアム
全クラブがそろって迎える最終節。それぞれ今季の集大成を披露する一戦で、名古屋グランパスは来季のACL出場権という確たる目標をつかみにいく。
すでに4位以上でのフィニッシュは確定しているが、狙うは現在の3位確保だ。4位となっても天皇杯の結果によって出場権が転がり込んでくる可能性はあるが、自力でつかみとってこそ、ACL出場の価値はさらに高まる。離脱中の金崎夢生に加えてガブリエル・シャビエルを出場停止で欠くが、チームの総合力を見せる絶好の機会だ。
サンフレッチェ広島は、勝っても順位は上がらない。だが、勝利で終えることは未来をさらに明るく照らすことになる。リーグ戦終了後にトレーニングキャンプが行われるU-23日本代表候補のメンバーに、大迫敬介、東俊希、浅野雄也が選出された。東京五輪、さらにその先にある日本代表としての活躍へ、若き可能性を勝利で気持ち良く送り出したい。
前回対戦では、広島がホームで2-0の勝利を収めている。それからちょうど1カ月が経ち、両チームはどんな成長ぶりを見せるのか。
■名古屋グランパス
3位 勝ち点60 18勝9敗6分 得点44、失点28、得失点差16
【出場停止】ガブリエル・シャビエル
【直近5試合結果】
△H横浜C 0-0
○A柏 1-0
△H大分 0-0
○H湘南 3-1
○HF東京 1-0
【通算対戦成績】
通算 64試合・29勝12分23負
ホーム 32試合・19勝 5分 8負
アウェイ 32試合・10勝 7分15負
【直近対戦成績】
2020年11月11日 J1第 7節 A0●2
2019年 9月28日 J1第27節 A1△1
2019年 4月28日 J1第 9節 H1○0
2018年11月24日 J1第33節 A2○1
2018年 8月22日 天皇杯3回戦 A1●4
【今節のみどころ】
ここ数試合、らしさが出ている。審判の判定でもめた前節は後味の悪さも残ったものの、3試合連続で完封を記録。堅い守りが、今節も勝利への基盤となる。
GKランゲラックと、丸山祐市と中谷進之介のCBコンビは、ここまでフルタイム出場を継続中。特に反則をしてしまうことも少なくないCBが、出場停止も負傷もなく屋台骨を支え続けてきた事実は称賛に値する。この試合でも、彼らの献身的な働きが欠かせない。
ガブリエル・シャビエルが出場停止となる前線は、途中出場でパワーを注入してきた山﨑凌吾の先発起用よりも、前田直輝と阿部浩之での2トップ形成か。新しい組み合わせは、また一味違う可能性を示してくれるかもしれない。