J1リーグ第31節 柏レイソル―名古屋グランパス
12月5日(土)|14:00 三協フロンテア柏スタジアム
リーグ優勝は決定したが、白熱した争いが続く。天皇杯出場の2位、さらに来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を得られる3位以上を争うレースだ。
今節の柏レイソルと名古屋グランパスの対戦も、ACL出場権を懸けた”直接対決”と言ってもいい。勝点9差で順位も離れているものの、柏は消化試合が名古屋よりも2試合少ない。柏にとって名古屋は、十分に射程距離にいる相手なのだ。
名古屋としても、残り試合数に違いはあるものの勝点1差で迫る鹿島アントラーズとセレッソ大阪といった追手の追撃が気になるところ。この柏戦を含めた残り3試合が、すべて決勝戦のような緊張感あふれる戦いとなる。
両チームともネルシーニョ、マッシモ・フィッカデンティという智将に率いられ、負傷者やチームコンディションといったマイナス要素を埋める戦いを続けている。指揮官の戦略を遂行し、勝点3、さらにACLに近づくのはどちらだろうか。
■柏レイソル
8位 勝ち点47 14勝10敗5分 得点56、失点41、得失点差15
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
○A仙台 2-0
○A鹿島 4-1
●H鳥栖 1-2
△H清水 0-0
○AF東京 3-1
【通算対戦成績】
通算 50試合・17勝10分23負
ホーム 24試合・ 8勝 5分11負
アウェイ 26試合・ 9勝 5分12負
【直近対戦成績】
2020年 8月 1日 J1第 8節 A1○0
2018年10月19日 J1第30節 H0●1
2018年 5月20日 J1第15節 A3○2
2016年 8月20日 J1 2nd第9節 H3○1
2016年 6月18日 J1 1st第16節 A1△1
【今節のみどころ】
ここ2試合を3-4-2-1のフォーメーションで戦い、結果も手にしている。ヒシャルジソンや瀬川祐輔といった選手の起用も白星獲得に直結しており、ネルシーニョ監督の引き出しの多さを改めて証明している。
守りを固めてカウンターを狙った鹿島アントラーズ戦、うまく試合をコントロールしたベガルタ仙台戦と、ネルシーニョ監督の思惑通りの試合が続く。守備が安定しているうえに、オルンガ、クリスティアーノ、江坂任と、前線の3人が互いを活かしあって鋭さを出せているのもチームの状態の良さを感じさせている。堅守の名古屋グランパスを相手に、前回の対戦同様、まずは失点せずに相手を引き出して素早い一撃を繰り出せれば、勝利は近づいてくる。