J1リーグ第28節 大分トリニータ―川崎フロンターレ
11月21日(土)|14:00 昭和電工ドーム大分
歴史が塗り替えられようとしている。リーグ最速優勝の記録更新である。J1の首位を独走し続けてきた川崎フロンターレは、この試合に勝てば文句なしで優勝が決まる。
引き分けや負けでも、22日の2位ガンバ大阪の結果によっては2年ぶりのタイトル奪還が決まる。だが、試合翌日に優勝決定というのも、味気ないものだ。ホームでの戴冠がベストだが、アウェイの地においてもきっちり勝利し、シャーレを掲げたいところだ。
一方の大分トリニータも、むざむざとホームで喜ぶ姿を見せつけられるわけにはいかない。普段以上に注目の高まる一戦で勝利すれば、自分たちの存在感を高めることもできる。プライドをかけて、両チームが激突する。
■大分トリニータ
12位 勝ち点33 9勝11敗6分 得点29、失点37、得失点差-8
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
○A横浜C 3-2
△H浦和 0-0
●HG大阪 0-1
△A神戸 1-1
●A横浜M 0-4
【通算対戦成績】
通算 29試合・11勝6分12負
ホーム 14試合・ 8勝2分 4負
アウェイ 15試合・ 3勝4分 8負
【直近対戦成績】
2020年 8月 8日 J1第 9節 A0●2
2019年 7月27日 J1第20節 A1●3
2019年 5月26日 J1第13節 H0●1
2013年11月30日 J1第33節 H0●1
2013年 3月 9日 J1第 2節 A1△1
【今節のみどころ】
第27節の柏レイソル戦が延期されたことにより、18日ぶりの試合となる。大きく試合間隔が開いて体力の回復はできたかもしれないが、その分、12月6日の第31節からは中2、3日の5連戦で最終節まで突っ走ることになる。まずはこの日からの3連戦のスタートをうまく切っておきたいところだ。
前節にもゴールを挙げるなど復調してきた感がある知念慶が、契約上の理由によりレンタル元の川崎相手の試合に出られないのは残念だが、他にも調子を上げてきた選手はいる。1トップには伊佐耕平や髙澤優也といった選手の起用が考えられるし、星雄次など新たに出番を得るようになってきた他のポジションの選手もいる。シーズン途中に一度は控えにまわった高木駿も、ゴールマウスに戻ってきた。古巣相手でマックスのモチベーションを、プレーで表現してもらいたい。