■「霧は濃かったけど、選手は意外と気にならない」
―後半は霧の影響が強く出ていて、交代メンバーを批評するのは辛いものがありますが。
大住「だってボールがどこにあるのか分からない、どちらがボールを持っているのかも分からないんだもん。後藤さんは分かった?」
後藤「わかんない」
大住「ウチのテレビの映りが悪いのかなって思って、テレビを揺すっちゃったよ」
後藤「ハハハ」
大住「でもね、中山に霧の事を聞いたら、選手自身は意外と気になってないみたいなんだよ」
後藤「テレビの画面で見るのと、実際の現地で見るのとでは違いもあっただろうしね」
大住「昔、女子サッカーの大会で菅平に行ったとき、霧のせいでゴール裏からペナルティーエリアのラインが見えないような状況だったけど、選手たちは平気でやっているんだよね。何となく見えているんだろうけどさ、外から見たら危ないんじゃないって思うような状況でも。
だから、中山も最初は見にくかったけどって言ってたけど、霧はどんどん濃くなっていったからね。テレビで見ていて思ったのは、これは白のユニフォームが有利だなって」
後藤「ハハハ」
大住「青は全然見えなくなっちゃうもんね」
後藤「浅野とか平気だったんじゃないの。自分ところのホームゲームは発煙筒で煙だらけだったから」
大住「ハハハ。けど本当にユニフォームは黄色とかに着替えたほうが良かったんじゃないの、って思った」
後藤「ボールが赤くなったんだから、こちらのユニフォームも替えますって言ってね。キーパー用のユニフォームでも集めてきて」
大住「そうだね。ビブスでもいいよ。アナウンサーが背番号を追っています、って言っていたけど、大体、あのユニフォームはもともと背番号が見えにくいよね。しかも迷彩柄じゃ霧に隠れちゃうよ」
後藤「そうか、せっかくの迷彩柄だからそういうのを利用しないとね」
大住「いやいや味方にも見えなくなっちゃうよ」
後藤「味方にも見えにくいんだから敵にも見えにくいはずだし」
大住「ハハハ。そうかそうか」
―でもあのユニフォームは評判がイマイチな気もしますが。
後藤「イマサンだよ」
大住「すべてを見ているわけではないけど、あらゆる年代で、あのユニフォームになって良い試合をしたところは見たことない。そして今日の前半を見ていたら、このユニフォームで一番いい試合だって思ったんだよ。そしたら、結果としては負けちゃったけどね」
後藤「そもそもあのユニフォームになってから、あまり試合をしていないしね。あのユニフォームになったのは去年の11月の最後の予選の時か」
大住「そうそう。その前にアンダー23があったかもしれないけど、それも全部ダメだし」
後藤「アンダー23は全然ダメだったもんね」
大住「だから、あのユニフォームは早めに……まあ、個人的な意見ですよ」
後藤「ハハハ。全面的に支持します」