■VARに対する監督の見解

 こうした試合の中断、さらに、負傷と重なった場合の運営など、選手としては集中を保つのが決して簡単ではなかっただろう。そして、2度のVARの影響もあって、前半ロスタイムは実質9分にも及んでいた。これらの影響は両チーム一緒だが、ホーム開幕戦で2点先行されたチームがより焦りやすい心理だったことは想像に難くない。

「得点に絡むところを映像でジャッジされることについては自分たちに有利、不利関係なくスッキリしています」

 城福監督がこう述べたように、試合後にもやもやすることは少なくなるかもしれないが、試合中の“流れ”や“選手の心理”に配慮する必要性を感じさせた。

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