11月8日、日本とスペイン、サッカー界のレジェンド2人が、ピッチ上で初めて相まみえた。
その舞台となったのは、Jリーグ第28節、横浜FC対ヴィッセル神戸戦。
アウェイのヴィッセル神戸には、アンドレス・イニエスタ。バルセロナ、スペイン代表の中軸として活躍し、18年にヴィッセル神戸に移籍。現在、36歳ながら圧倒的な能力で、神戸の中心として君臨している。
そして、ホームの横浜FCにはカズ、三浦知良だ。
カズは53歳8か月13日での出場で、J最年長出場記録を更新。ちなみに、これまでの最年長出場記録も今年の9月23日、カズが川崎フロンターレ戦で記録したものだった。
神戸戦、カズが出場したのは、1-1で迎えた後半42分だった。
横浜FWの瀬沼優司と並んで、交代スポットに背番号11が姿を現すと、6965人の観客は沸騰した。
ホームの横浜FCのサポーターだけではない。アウェイの神戸サポーターもからも大きなどよめきが上がった。試合前、試合中に幾度となく声を上げないように、というアナウンスの注意はあったが、それでもこらえ切れないものはある。