Jリーグは11月4日、7日に予定されていたルヴァンカップ決勝(柏―FC東京)を延期すると発表した。柏レイソルで発生した新型コロナウイルスのクラスターによって、試合開催ができないと判断したためだ。現在70歳のネルシーニョ監督を含め、選手・スタッフ合わせて合計13人が陽性ということで、チームだけでなく大会にかかわる人の健康リスクを考えれば当然の判断だろう。
気になる決勝についてJリーグの村井満チェアマンは、「なんとか実行したい」「お客さまにサッカーをお届けすることを前提に協議している」とコメント。日程については、「万全の態勢で臨めるように日程を調整したうえで」「年明けということも可能性はゼロではない」と言及している。
村井チェアマンの発言がハッキリとした物言いでないように、今年は、例年以上に「延期の日程」を決めるハードルが高い。まず、コロナ禍によって年末までリーグ戦のスケジュールがギッシリ詰まっている。さらに、決勝に進出したFC東京はACLも戦っており、そのACLの日程も年末に集中開催される予定だ。