まず、柏がいつから活動できるかが現時点で不明だが、今夏にクラスターが発生して活動停止となったサガン鳥栖を参考にしてみよう。鳥栖は、8月11日にトップチームの全体練習を一時休止。15日間の活動停止期間を設けて、8月26日からトップチームの活動を再開した。ただし、活動停止明けすぐに試合をこなすのは困難ということで、最初のリーグ戦は9月5日だった。試合開催のタイミングもあるが、24日間、公式戦をしなかったことになる。

 あくまで仮の数字だが、この25日間を柏に当てはめると、仙台戦を行うはずだった4日からとして11月28、29日の週末から試合が再開できることになる。しかし、FC東京は11月24日から12月3日までACLグループステージを戦い、19日の決勝まで勝ち上がることを目標にしている。そして、ACL終了後も海外からの帰国ということで待機期間が設けられる。このことから、年明け開催が現実味を帯びてくるわけだ。

 これらを考慮して、有力とみられているのが1月3日開催案だ。しかし、これも一筋縄ではいかない。

 村井チェアマンが「新国立を希望しますが、我々だけでは決められないので、総合的に決めます」と話すように、会場手配の問題もある。

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