■11月3日/J1第26節 川崎―札幌(等々力)
これまでのJリーグでも最強とされる川崎を、札幌が完全撃破した!
試合が始まると同時に、等々力競技場のピッチを完全支配。チャンスを量産しするだけでなく川崎の攻撃を封じ込め、最終的には2-0で完封勝ちを収めてみせた。
では、札幌を率いるミハイロ・ペトロビッチ監督はどんな策を用いたのか。試合後の会見から見えた「3つのポイント」以外にも、川崎対策は行われていた。
その1つが、「ゼロトップ」だ。この日、札幌の先発メンバーでDF登録は3人、MF登録は7人で、FW登録は0だった。実際には、MFチャナティップ、MF駒井善成、MF荒野拓馬の3人が前線に位置したが、純粋なストライカーではなく、全員がシャドーのようにプレーした。そのため、チャンスを作った際にゴール前に入る選手がその都度変わり、川崎の選手としては守備の際に誰を捕まえればいいのかという判断に迷いがあったはずだ。