■安定感はあったが、成果は出せなかった

 遠藤は、ボールを触ると安定感をもたらした。しかし、まだ周囲との関係を確かめながら慎重にプレーしていて、こちらも相手守備陣を慌てさせるには至らないまま69分に交代となった。

 2人とも単独で試合を決めるタイプではないため、周囲の選手のレベルが高くなければその良さは発揮されにくい。ただしそれは、自らJ2を選んだ両者にとって承知済みのことだ。

 J1への昇格争いのトレンドは変わってきている。ヴェルディvsジュビロという黎明期の黄金カードがJ2で3000人しかいないスタジアムで何の違和感もなく行われている。これらは時代の流れだが、時代の流れに素直に乗るわけにはいかない選手もいる。

 ヴェルディとジュビロのサポーターだけでなく、川崎フロンターレガンバ大阪のサポーター、それに、全盛期に散々嫌な思いをさせられた他チームのサポーターだって、彼らがその真価をもう一度発揮してくれる時を心待ちにしている。

 J2は残り14試合。まだシーズンの1/3が残っている。どのタイミングでそれがやってくるのか、楽しみでならない。

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