ここまでチームの得点ランク1位はマルコス・ジュニオールの「11」。2位はエリキの「9」。3位はジュニオールサントスの「7」だ。

 特にエリキは鳥栖戦まで6試合連続ゴールを決めていただけに、再び量産体制が望まれる。準決勝・柏戦では90分フル出場しているため、今節の出場時間は不透明だが、柏戦でチャンスを決めきれなかった鬱憤をピッチで晴らすはずだ。

 その横浜にとって、大分で警戒すべきはMF田中達也だ。前回の対戦である8月15日の試合では、田中の1点を返すことができずに、横浜はアウェイで敗戦を喫した。田中は、ここまで7得点を挙げてチーム得点王。9月には3試合連続ゴールを決めたほか、前節・清水戦でも決勝点を決めるなど絶好調だ。

 田中はこれまでの7得点のうち、実に5得点を右足から生んでいる。その右足を抑えることはもちろんだが、1試合平均クロス数は3.1、アシスト数は「2」と、チャンスメイクにもかかわるだけに、良い形でボールを持たせないようにしたい。

 横浜のアタッキングサッカーが火を噴くか、それとも、それを鎮火させるように田中の右足が輝くのか。結果はニッパツのピッチで明らかになる。

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