■10月4日/J1第20節 横浜M-神戸(ニッパツ)■
悔しい試合だった。
9月30日の鳥栖戦から中3日での開催となった神戸戦で、アンジェ・ポテスコグルー監督はいつもとは違った守備を採用した。ここしばらく3バックで戦っていたが、この試合では久々に4バックを採用。ただし、MF扇原貴宏をアンカー兼リベロとし、最終ラインに吸収されて3バックないし5バックのように機能する形だった。
その横浜は幸先よく先制する。開始わずか3分で、右サイドバックのDF小池龍太が上げたクロスに、FWエジガル・ジュニオがボレーで合わせて先制したのだ。神戸の左サイドバックの穴をうまく突いた攻撃だった。
この得点だけでなく、マリノスはサイド攻撃を多用。90分間で上げたクロスは50本以上となった。支配率は70%以上を記録し、シュートは26本という、驚異的な数字を残した。ポテスコグルー監督は試合後、「久々に選手たちが本当に良いプレーをしてくれました」と試合内容を高く評価した。