■9月30日/J1第25節 横浜M-鳥栖(ニッパツ)
ピッチの上に、ネガティブなニュースは持ち込まない!
ニッパツスタジアムで行われた横浜マリノスとの試合で、鳥栖の選手が躍動した。わずか3試合前にホームで1-3で負けた相手に、まったく違う試合展開となった。横浜の特徴である前からの守備を受けにくい立ち位置を取り、プレスをかけられても粘り強くボールを回した。
攻撃に転じれば、横浜の選手と選手の間でボールを受け、チャンスにつなげた。一方で、10分に見せたFW金森健志の決定的なシュートはパス一本で裏に抜け出したチャンスで、横浜にメリハリのある攻撃を展開した。
横浜が通常使う日産スタジアムとは違い、ニッパツ三ツ沢球技場は小さいスタジアムだ。定員3800に対し、集まったサポーターは3431人。横浜のゴール裏はコロナ前を思い起こさせるサポーターの熱気で、選手にとっては久々に味わうアウェイの空気感だった。しかし、鳥栖イレブンはそのトリコロールのサポーターに溜息をつかせるプレーを堂々と繰り広げた。