それでも、ポテスコグルー監督の交代カードが当たったのは事実だ。84分の得点シーンは、途中交代で入ったMF天野純が相手陣内でボールをカット。そこから、同じく途中出場のFWエリキにスルーパスを通しての同点ゴールとなった。
チームの調子が悪くても、強力助っ人陣の投入で流れを引き寄せられるのは、横浜の大きな強みだ。FWエリキはこれで6試合連続ゴール。「6試合連続でゴールを決められたことは嬉しいが、勝利がほしかった」と個人よりもチームを思う姿勢も、やはり頼もしい。
ここまでリーグ2位の44得点を奪い、鳥栖戦の前まで4試合連続で3得点。爆発的攻撃力でピッチを支配する姿こそ、横浜FMだ。
次節、次々節とニッパツでの試合が続く。3800人の定員に対し鳥栖戦は水曜日開催ながら3431人が集まった。駆け付けてくれるサポーターのために、攻撃サッカーを復活させるしかない。