J2前半戦終盤!(1)北九州首位リタ―ン!!ハイプレスなくとも盤石な2つのプラス【戸塚啓J2のミカタ】の画像
小林伸二監督(ギラヴァンツ北九州)  写真:アフロスポーツ
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■先制したら勝率10割の北九州が首位ターン

“秋の王者”はギラヴァンツ北九州となった。

 J2リーグは9月19日、20日に第20節が行われ、北九州がモンテディオ山形を2対0で退けて勝点を「44」とした。2位以下とは勝点4差となったため、21節のシーズン折り返し時点での首位が確定した。ドイツ・ブンデスリーガではシーズン前半戦の首位チームを冬の王者と呼ぶが、今シーズンのJ2リーグなら“秋の王者”になるだろう。

 先制した試合は10戦無敗の北九州は、開始6分にディサロ・燦・シルヴァーノが自身5試合ぶりとなるゴールを叩き込む。右サイドからカットインし、左インカーブの軌道でゴール左へ突き刺した。

 いつものように攻守の切り替えは速いが、この日の北九州はハイプレスの連続で相手を圧倒するわけではない。むしろ目についたのは、効率の良さだ。敵陣に瞬間的に生まれるスペースをディサロと町野修斗が狙い、ホームで攻勢に出たい相手をけん制する。

 主導権を握られる時間もあった。ボールの出どころとなるボランチ加藤弘堅へのチェックが厳しくなった後半は、なかなかチャンスを作り出せない。ビルドアップから崩しまでのクオリティが高い山形に、慌てさせられる場面もあった。

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