板倉滉「黄金の壁」独占インタビュー!(6)「“同僚”ロッベンはいい人。でもまだ誰もイジれない」欧州で生き残るために:後編の画像
フローニンゲンは若く、野心にあふれるチームだ 写真:渡辺航滋
現在、オランダの1部リーグ、エールディビジでは4人の日本人選手がプレーしている。日本代表板倉滉もフローニンゲンの一員として、ヨーロッパで3年目となるシーズンを迎える。日本代表の将来を担うと期待される逸材は、どんな思いでヨーロッパで戦い、新シーズンに臨んでいくのか。2020-21シーズン開始に向けてトレーニングを続ける板倉に話を聞いた。

■変化した監督との関係性

  欧州の頂点を決めるチャンピオンズリーグ決勝では、優勝したバイエルン・ミュンヘンとフローニンゲンの間に、共通点を感じたという。フローニンゲンのダニー・バイス監督は板倉が師事した過去のどの指導者よりも細かい戦術家なのだという。

 そのバイス監督は、板倉がやって来た2018-19シーズン途中からの半年間、公式戦で起用することはなかった。だが、プレシーズンからチームの一員だった昨季は、すっかり板倉に信頼を寄せるようになっていた。

――監督とのコミュニケーションは取れていますか。
「普通に取れていますし、来た当初と比べたら、監督も僕もガラッと変わっていると思います。僕も英語を理解できたり、話せるようになっているので、コミュニケーションを取れるようになったというのは、だいぶ変わった点だと思います。最初の頃は誰が何を言っているかわからないし、監督から話しかけられることもありませんでしたからね」

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