■オランダではサイドバックも経験
年代別日本代表に入っていた板倉が昨年5月、フル代表に初めて選出された。6月からブラジルで開催されるコパ・アメリカに臨むチームの一員として、青いユニフォームを手渡されたのだ。
板倉は第2戦のウルグアイ戦で先発し、代表デビューを飾る。さらに、第3戦でもエクアドル相手に先発。中盤の底に入り、体を張った。
――コパ・アメリカでは、中盤での起用でした。クラブでは現在、センターバックで起用されていますが、日本代表での活動にも影響があると考えますか。
「もちろんボランチで勝負していきたいなという気持ちもありますが、フローニンゲンでセンターバックをやっていることに対して全然ネガティブな思いはなく、すごくポジティブにとらえています。去年も、フローニンゲンではセンターバックで、代表に行ったらボランチとして出場するという状況でした。僕としては、両方とも高いレベルでこなせるようになっておかないといけないな、という気持ちを持っています」
――フローニンゲンでも、当初はボランチとして考えられていたようですが。
「オランダに来た時から、中盤もセンターバックもやる感じだったので、それほど大きな違いは感じていません。最初来た頃は、サイドバックをやったこともあったんですよ。だから、最初からセンターバックとボランチの両方をやっていたつもりだし、去年は監督の中でセンターバックとしてハマっていった、という感じですね」
(プロフィール)
いたくら・こう 1997年1月27日、神奈川県生まれ。小学校4年生で、立ち上げられたU-12チームに1期生として加入して以降、トップチームまで川崎フロンターレ一筋で育った。2018年には、期限付きでベガルタ仙台へ移籍。2019年1月には、イングランドの世界的名門マンチェスター・シティへと電撃移籍。すぐにオランダのフローニンゲンへ期限付き移籍し、昨季は年間を通して主力としてプレー。U-18から年代別日本代表に選ばれ続けており、昨年6月にはフル代表でもデビュー。来年の東京オリンピックやワールドカップでも活躍が期待されている。
いたくら・こう 1997年1月27日、神奈川県生まれ。小学校4年生で、立ち上げられたU-12チームに1期生として加入して以降、トップチームまで川崎フロンターレ一筋で育った。2018年には、期限付きでベガルタ仙台へ移籍。2019年1月には、イングランドの世界的名門マンチェスター・シティへと電撃移籍。すぐにオランダのフローニンゲンへ期限付き移籍し、昨季は年間を通して主力としてプレー。U-18から年代別日本代表に選ばれ続けており、昨年6月にはフル代表でもデビュー。来年の東京オリンピックやワールドカップでも活躍が期待されている。