デパイに対し、補強が濃厚とされていたMFドニー・ファン・デ・ベークだが、この23歳のオランダ代表は、マンチェスターUへの移籍が決まった。トップ下やセントラルMFなど中央のポジションで才能を発揮するアヤックスの下部組織出身のファン・デ・ベークは、現地時間の2日、マンチェスターUに5年契約での移籍を発表。「アヤックスとサポーターは、ずっと僕の心の特別な場所にいる」と感謝と惜別の言葉を述べている。バルセロナへの「移籍間近」との報道もあっただけに、この移籍はバルセロナサポーターをかなり落胆させたはずだ。
残る一人が、MFジョルジニオ・ワイナルドゥム。彼だけが唯一、クーマンイレブンに名を連ねる可能性が残されている。プレミアリーグ王者として、先日のFAコミュニティシールドにも先発するなど、リバプールの主力中の主力。しかし、スペイン紙『スポルト』によると、水面下で3年契約の合意を得ているという。豊富な運動量とチームを前のめりにさせるパスさばきは、バルセロナにとっても貴重な戦力となるはずだ。
このまま順調に移籍が実現すれば、オランダ代表での師弟関係で唯一、クーマンが望んだ選手となる。