バルセロナ解体のクーマン「有名無実“幻の獲得リスト”」(2)補強「再検討の余地ナシ」の窮状の画像
クーマン監督は新戦力を求めるが…  写真:AP/アフロ
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 バルセロナの新監督に就任したクーマンが望むMFジョルジニオ・ワイナルドゥムを獲得できたとして、“クーマンショック”の穴は1人では埋まらない。

 すでにFWルイス・スアレスがイタリア王者・ユベントスと合意しているとの報道のほか、MFアルトゥール・ビダルのインテル移籍の噂もあるなど、補強は必須だ。

 先述した、FWメンフィス・デパイ、MFドニー・ファン・デ・ベーク、MFジョルジニオ・ワイナルドゥムのオランダ代表の3人の他にバルセロナが獲得を狙っていたとされる、インテルのFWラウタロ・マルティネスは、本人が移籍に否定的なうえ、移籍金が140億円ともいわれる。バルセロナといえど、手は出しづらい。仮に、インテルが移籍に許可を出したとしても、各国のメガクラブの間で争奪戦となるはずだ。

 バレンシアの左サイドバックであるホセ・ルイス・ガヤも、バルセロナの獲得リストにたびたび名前が挙がる存在。バレンシアは財政的に厳しいため、すでにフランシス・コクランやパレホをビジャレアルに無料、もしくは10億円というタダ同然で差し出している。そのためバルセロナ移籍も考えられるが、ここまで、具体的に進展しているとは言えないようだ。

 マンチェスター・シティのDFエリック・ガルシアも、バルセロナが狙っているといわれている。ガルシアは、バルセロナの下部組織出身で、久保建英とも一緒にプレーしていた19歳の若きセンターバックだ。ガルシアは古巣への復帰に気持ちが傾いているともされるが、シティは安売りする気がない。バルセロナは20億円程度の資金を用意しているとされるが、シティの売値は40億円以上といわれる。また、クーマン体制では補強の最優先ポジションではないため、補強資金は他に残しておきたいはずだ。

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