柴崎岳、香川真司、武藤嘉紀……「欧州の日本人選手」たちの最新動向 の画像
急転直下の移籍が濃厚な柴崎岳 写真:ムツ・カワモリ/アフロ
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 フランスやベルギーなど、すでに始まっている国もある欧州リーグ。今後、9月12日にプレミアリーグ、9月13日にスペイン1部、9月20日にセリエAが始まるが、まだ去就が定まっていない日本人選手が複数いる。

 中でも、急な移籍報道が出たのは柴崎岳だ。2016年までJ1鹿島に所属していた柴崎は、16/17シーズンからスペイン2部のテネリフェに移籍。翌シーズンからヘタフェに2シーズン所属し、19/20シーズンはデポルティーボでプレーした。

 デポルティーボは20/21シーズンから3部で戦うことになっており、それに伴って柴崎も3部でプレーする心づもりだったというが、スペイン紙『アス』によると、急転直下、2部のレガネスに移籍する可能性が高まったという。そのため、柴崎は間もなくマドリード州にある人口18万人の都市・レガネスに、3年契約で移り住むことになりそうなのだという。

 柴崎が突然の移籍を決めた理由は、日本代表森保一監督からの電話で、「3部チームの所属では、日本代表に招集が難しくなる」と言われたからだという。これまで日本代表で45試合に出場し、ロシアワールドカップでベスト16進出に貢献していただけに、日の丸への強い思いが移籍へと気持ちを動かしたようだ。昨季までレガネスは元日本代表監督のハビエル・アギーレが率いていたが、これも、日の丸への強い気持ちの表れか、と思うのは少しうがった見方だろう。

 同じくスペイン2部に所属している香川真司も、去就が注目されている。昨季にレアル・サラゴサに所属すると、31試合4得点という結果を残していた。しかし、高額年俸ほどの結果を出すことができず、また、サラゴサが1シーズンで1部に復帰することができなかったことから、香川を放出することを考えているようだ。

 香川はあと1年の契約が残っているため、5000万~6000万円といわれる年俸を削ることも視野にクラブと今週末にも話し合う予定だという。ただし、サラゴサとしては放出を第一に考えているため、残留できるかどうかは不透明。香川にはこれまで、中東やアメリカからのオファーが来ているといい、欧州でプレーするのか、それとも他地域に行くのか、日本中が見守る展開といえそうだ。

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