現在、メッシの移籍先としていくつかのチームの名前が取り沙汰されている。英ブックメーカーによると、移籍先の一番人気として挙がっているのがマンチェスター・シティだ。シティは、バルセロナを率いて黄金時代を築いたジョゼップ・グアルディオラ監督が率いている。08/09シーズンでは、就任1年目にしてスペインサッカー史上初となる3冠を達成した。実は、この08/09シーズンはメッシが10番を初めて付けたシーズンである。ペップの下であれば、メッシとしても輝きを放つ障壁が最も小さく、資金的にも申し分ない。ペップも、すでにメッシにコンタクトを取っているとの報道もある。
そのシティでのポジションは、左ウイングとなるだろうか。隣のポジションであるセンターフォワードには同郷のセルヒオ・アグエロがいることも心強い。
先に上げたブックメーカーで、2番人気なのがインテルだ。中国家電量販店大手がオーナーを務めるインテルは、すでに巨額の年俸を用意しているとも報じられている。インテルは今シーズン3-5-2のシステムなので、メッシが加入するとすればトップ下が濃厚だ。中盤で幾人か補強の噂も上がっており、メッシと新加入選手によって攻撃力が一気に上昇する可能性も秘める。
これまでの幸せな関係から、一転して不幸な関係に陥ったメッシとバルサ。どのような結末を迎えるのか、世界中が熱視線を送っている。