■ルディ・ガルシア監督の采配が的中
後半に入っても、シティがボールを保持し、それにリヨンが対応する、という構図は変わらない。シティの保持率は7割近くに達するが、リヨンは決定的な形の前に潰すことに成功しており、シュート数でいうと、シティが6、リヨンが4だった。
しかし、さすがというべきか、シティは69分、左サイドスターリングからの折り返しをデブライネが難易度の高いシュートを右足で決める。
1−1の同点。
その後、シティはリヨンゴール前でのチャンスを作るものの、ゴールには至らず。
74分、リヨンはデパイを下げて、ムサ・デンベレを投入する。この、ルディ・ガルシア監督の選手交代が的中した。
79分、センターライン近くでシティのボールを、リヨンのマクサンス・カクレが引っ掛け、フセム・アワールが素早い縦パス。シティDF陣のオフサイドをかいくぐったデンベレが、シティのGK・エデルソンとの1対1に持ち込み、最後はエデルソンの股間を抜いてゴール。
シティ1ー2リヨン。
またしても、リヨンがカウンターから効率よく点を奪い、シティを突き放すことに成功する。
結果的に、シティの最後のチャンスとなったのは、86分だった。