■前半だけで1−4に

 13分、17分、と、立て続けてにテアシュテーゲンはバイエルンの猛烈なプレスに対して、精度の高いパスを供給できず、ボールを奪われるケースが頻発。

 そして22分、またもバルセロナ陣内でボールをバイエルンのニャブリに奪われると、左サイドのペリシッチがシュート。DFとテアシュテーゲンに当たりゴール。

 バルセロナ1−2バイエルン。

 その後も、バイエルンからのプレスはまったく衰えることなく、おもしろいようにテアシュテーゲンからのボールがバイエルンに収まることになる。

 27分には守備陣が完璧に崩されてニャブリのゴールを許し、1−3。

 29分には、テアシュテーゲンからのパスをカットしたレバンドフスキが決定的なシュートを放つが、テアシュテーゲンがなんとか左足でカット。

 31分にはミュラーのゴールが生まれ、前半31分で1−4という圧倒的な差が生まれてしまった。

 後半には、アントワン・グリーズマンを投入するも、全体の流れが変わることはなかった。

 バルセロナが一矢報いたのは、57分。メッシのロングボールがジョルディ・アルバの左サイドに通り、アルバはバランスを崩しながらも中央のルイス・スアレスにパス。希代のストライカーは、ゴール前で一度切り返し、冷静に見事なゴールを決めた。バルセロナ2−4バイエルン。

 が、その後の時間帯のことは、バルセロナの選手たちは思い出したくもないはずだ。

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