■最も重要なのは出場時間の確保
開幕後に加入したマジョルカでは定位置を確保するまでに時間がかかったが、現時点で既に先発構想に入っているオサスナでは開幕時から攻撃の中心として活躍できる可能性が高いかった。他選手とのローテーション起用となりそうな他の候補チームと比べ、その点では地に足をつけてプレーに集中できる環境だと言えただろう。
バジェホ氏はオサスナを選ぶべき理由を改めて強調している。
「オサスナはスピーディーな攻撃を武器とするチームであり、クボのようにスピードのあるアタッカーを必要としています。アラサテや強化部の責任者は彼のプレースタイルを大変気に入っているだけでなく、彼の謙虚で飾らない人柄も評価しています。オサスナも同様の性格を持ったクラブであり、自分たちのカラーに合った選手を好むからです。彼らは『クボは100周年を飾る花になる』と言っていました。
彼の未来にとって重要なのは来季ヨーロッパでプレーすることでも、高い給料をもらうことでもない。最も重要なのは出場時間の確保であり、落ち着いてプレーに集中できる環境です。タケにはそのことに気づいて欲しい。またパンプローナには、10月に改修を終える本拠地エル“ヌエボ”サダルと、創立100周年を迎える唯一無二のシーズンが待っています」
オサスナからの熱いラブコールがあった久保だが、来季はラ・リーガでどんな進化を見せてくれるのだろうか!?