久保建英の新チーム選びが佳境を迎えている。
以前から有力視されていたレアル・ソシエダに加え、国内ではベティス、グラナダ、セビージャ、オサスナ、セルタ、ビジャレアル。国外ではパリ・サンジェルマン、ミラン、アヤックス、バイエルン・ミュンヘン。とりわけシーズン終了後には多くのチーム名が浮上しては消えてきた。そして、間もなく、ビジャレアルへの1年間の期限付き移籍が正式発表される見込みだ。
先週末に話題となったのは、ジャゴバ・アラサテ監督が直接久保に連絡を取り、説得を試みたというオサスナだ。筆者は、地元紙ディアリオ・デ・ナバーラのスポーツ記者として1993年からオサスナを追い続けている女性記者、マリア・バジェホ氏に話を聞いていた。マリア・バジェホ氏によれば、久保サイドの反応は上々だったという。
「クラブ関係者の話では、オサスナはクボの獲得を強く望んでおり、ジャゴバ・アラサテが本人と話して説得を試みました。オサスナのオファーに対し、クボは非常に好意的な反応を見せていたそうです。
オサスナは財政的に余裕があるわけではないので、金銭以外の武器をもってクボの興味を引こうと試みました。たくさんの出場時間を保証できること、パンプローナは落ち着いた生活ができる町で、人々の愛情を受けながらプレーに集中できることなどです。他の強豪クラブの存在もあり、実現は難しいと考えていますが、クラブはタケの反応に希望を見出しました」(マリア・バジェホ氏、以下同)