J1リーグ第6節 サガン鳥栖―清水エスパルス
7月22日(水)|19:00駅前不動産スタジアム
J2降格のない今季ではあるが、少し寂しい下位に沈むチーム同士の対戦は、今後の浮上のきっかけを求め合うメンタル的には厳しい戦いになるだろう。
「ゼロ」と「ゼロ」の対決だ。ホームの鳥栖は、ボールを動かすことはできているが、肝心のゴールへつなげることができていない。2度の引き分けで勝ち点を得てはいるが、まだ0得点。当然ながら、ゴールなくして勝利はあり得ない。
対する清水は、攻撃的なサッカーを標榜し、やはり鳥栖同様に一定の評価は得ている。だが、失点数は現時点でリーグ最多の12。ゴールを決めたとしても、最後には相手を1点でも上回っていなければ勝ち点3は手に入らない。
産みの苦しみが続く両チーム。だが、「ゼロ」から「1」へのステップアップは、大きな意味を持つ。
■サガン鳥栖
16位 勝ち点2 0勝2分3敗 得点0、失点4、得失点差―4
【出場停止】T・アウベス
【出場微妙・故障者】なし
【直近5試合結果】
●A名古屋 0-1
△H広島 0-0
●H神戸 0-1
●A大分 0-2
△A川崎 0-0
【通算対戦成績】
通算 15試合・ 5勝5分5敗
ホーム 8試合・ 4勝2分2敗
アウェイ 7試合・ 1勝3分3敗
【直近対戦成績】
2019年12月 7日 J1第34節 A0●1
2019年10月23日 天皇杯準々決勝 H0●1
2019年 6月30日 J1第17節 H4◯2
2018年 8月 1日 J1第19節 A0●1
2018年 5月 6日 J1第13節 H3◯1
【今節のみどころ】
今季3度目となるJ1でのホームゲームだ。さすがにそろそろ、ファンにゴールを届けたい。
チアゴ・アウベスが出場停止となることで、攻撃カードの選択肢はさらに絞られることになる。ポジションを争うライバルの不在でもあるこの機会に、攻撃陣には一層の奮闘を求めたい。
10代など若い選手の起用が目立っていたチームで、センターラインには梁勇基や豊田、高橋秀といった経験の豊かな選手が出るようになってきた。彼らベテランの落ち着きと頭脳を頼りにしつつ、若手の思い切りを引き出すことができれば、勝利は近づいてくるはずだ。