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サッカー批評
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 中断再開後の最初の3連戦を終えて、各チームの“戦い方”が見えてきた。totoの第1172回は、それが反映されたJ1第5節が対象となる。

 ここまでの4試合で無敗なのは、首位川崎と2位浦和の2チームのみ。川崎はアウェーで横浜FCと、浦和はアウェーでFC東京と戦う。

 川崎も横浜FCも前節がホームの試合で、今節は移動もないことからお互いに万全の状態で挑めそう。順位だけでいうと両チームの間に大きな隔たりがあるが、横浜FCは順位ほど内容は悪くない。むしろ、リーグ終盤には面白いポジションにいるのではと思わせる戦いぶりだ。とはいえ、川崎にも穴は少ない。4-3-3が機能しており、家長も絶好調。基本的には川崎が有利だが、横浜FC率いる下平監督が“策”を練る可能性もあることを意識しておきたい。

 一方の浦和は、結果ほど内容がいいと言い切れないところが難しいところ。4-3-3の横浜には引き分け、同じく4-3-3の仙台には、内容で負けながらも相手の決定力に救われてのギリギリの勝利だっただけに、同じく4-3-3で戦うであろうFC東京には苦戦を強いられそう。

 一方、ここまで未勝利の鹿島だが、過去のデータ的には不利とは言い切れない。ホームにおける対横浜Mの成績は、35戦21勝3分11敗。2倍近く勝ち越しているのだ。鹿島から見て54得点46失点と点差こそわずかだが、ギリギリの勝負を拾っていることを考えると、得点力不足にあえぐ現状でも予想が難しい。実際、横浜Mは今季1勝1分2敗と調子が上がっておらず、鹿島の初勝利も押さえておきたいところ。

 また、同じく未勝利の清水はアウェーで神戸に挑む。イニエスタが休養から復帰するなど、神戸のほうがプラス材料が多いが、過去のデータで見れば、26戦9勝15敗2分(神戸から見た清水とのホーム戦)と、分が悪い。清水からすれば、分のいい相手に初勝利をつかみたいところ。

いずれにせよ、今節のJ1は1週間空いたことで、リフレッシュして挑めるチームが多い。純粋に戦力で比較するのもいいが、どこで差をつけるかも意識して予想したい。

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