J1リーグ第5節 鹿島アントラーズ―横浜F・マリノス
7月18日(土)|18:00県立カシマサッカースタジアム
Jリーグに2つだけとなった、リーグ開幕時から1部リーグを戦い続ける「オリジナル10」同士の対戦だ。今回はお互いに2ケタ順位の状態での浮上のきっかけを求め合う激突となる。
かつては横浜FMが相当苦手にしていた印象がある鹿島とのアウェイ戦だが、時代の流れとともにその相性は大きく変わってきた。特に現在の鹿島は、負のスパイラルから抜け出せない状況にあり、むしろ横浜FMにとってはFC東京に敗れた前節の嫌なイメージを払拭するにあたり、絶好の機会であるとも言える。
現在は、お互いにチーム内の序列に変化が起きつつある。選手にとっては、気の抜けない試合が続く。リーグ内での序列にもポジティブな変化を起こすためにも、両チームにとって大事な一戦となる。
■鹿島アントラーズ
18位 勝ち点0 0勝0分4敗 得点1、失点8、得失点差―7
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】なし
【直近5試合結果】
●A浦和 0-1
●H札幌 0-2
●A川崎F 1-2
●A広島 0-3
●ルA名古屋 0-1
【通算対戦成績】
通算 72試合・34勝10分28敗
ホーム 35試合・21勝 3分11敗
アウェイ 37試合・13勝 7分17敗
【直近対戦成績】
2019年 9月25日 天皇杯4回戦 H4◯1
2019年 8月10日 J1第22節 H2◯1
2019年 4月28日 J1第 9節 A1●2
2018年10月14日 ルヴァン準決勝(2) A2△2
2018年10月10日 ルヴァン準決勝(1) H1●2
【今節のみどころ】
鹿島の悩みは深い。クラブ史上ワーストの開幕4連敗を喫し、得点はオウンゴールでの1得点のみ。前節も無得点に終わった。
ザーゴ監督は流れを変えるためにチームに変化を加える必要性を口にしており、1週間のトレーニングで立て直しを図るとともに、選手を入れ替える可能性もある。遠藤はこれまでの試合でも交代出場で悪くない動きを見せており、精神的にもチームに好影響を与える可能性は十分にある。若い染野を重圧とともに送り出すよりはベターな選択であるはずだ。
2トップも組み合わせや選手の変更で試行錯誤を続けているが、苦しい時こそ経験が豊富で体を張れる伊藤の存在感が増すはず。上田、染野らを良い形でピッチに送り出す流れをチームでつくり出し、今後へとつなげていきたい。