J1リーグ第3節 横浜F・マリノス―湘南ベルマーレ
7月8日(水)|19:00|ニッパツ三ツ沢球戯場
昨季の成績は、優勝した横浜FMと、ギリギリでJ1残留を果たした湘南と、対照的なものだった。今季も、戦力には確かな違いがある。さらに過密日程がのしかかる中で、指揮官の「やり繰り」に注目が集まる。
横浜FMは外国籍選手も含めて、厚い選手層を誇る。ベルギーから復帰した天野など中断期間の加入者もいるが、そうした選手を起用しながら浦和戦ではスコアレスドローに終わった。戦力的には優位となる一戦で、ベストな起用できっちり白星をつかみ取る必要がある。
対する湘南は、運動量も多いスタイルだけに、より浮嶋監督は頭を悩ませるかもしれない。石原直、タリクの2トップの連係は魅力的だが、ともに30歳を超えている。若い選手も多いが、前節ではゴールに迫り切れなかったのも事実。攻撃にアクセントをつける選手が必要だ。
リーグ戦、今季未勝利同士の対戦となる。連戦が続くことも鑑み、互いに早めに白星を挙げておきたいところだ。
■横浜F・マリノス
12位 勝ち点1 0勝1分1敗 得点1、失点2、得失点差―1
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】實藤、松原
【直近5試合結果】
△浦和 0△0
●HG大阪 1-2
●スH神戸 3-3 PK2-3
◯HFC東京 3-0
◯A川崎F 4-1
【通算対戦成績】
通算 14試合・11勝2分1敗
ホーム 7試合・5勝1分1敗
アウェイ 7試合・6勝1分0敗
【直近対戦成績】
2019年10月19日 J1第29節 H3◯1
2019年 5月31日 J1第14節 A2◯1
2019年 4月24日 ルヴァン予選(4) H1◯0
2019年 3月13日 ルヴァン予選(2) A0●2
2018年10月27日 ルヴァン決勝 A0●1
【今節のみどころ】
浦和戦では、徐々にポゼッション率を高めながらも、相手の守備を崩し切れなかった。相手陣で過ごす時間が多くなることが予想される一戦で、攻撃陣の奮起に期待がかかる。
前節は天野がトップ下で先発したが、決定的な仕事はできなかった。そろそろ白星が欲しいところとなれば、昨季得点王のマルコス・ジュニオールが先発に戻るかもしれない。
その他のポジションでも、エジガル・ジュニオや水沼宏太と、実力者がそろう。浦和戦でも、負傷交代を除けば、ポステコグルー監督が切ったカードは、すべて攻撃的なものだった。過密日程の今後を見据えたうえでも、チーム内競争をさらに刺激しそうな、仕事を果たす選手の登場を期待したい。