■不振の“百年構想リーグ”は壮大な実験場!?大量補強なしで築いた圧倒的選手層

 10月から11月の連戦にどのチームも(特に、ACLEに出場しているチームは)苦しんでいるが、柏はどの試合も全面的なターンオーバーを使わずに乗り切れている。もちろん、古賀のように絶対の存在に近い選手など守備陣は出場時間が長くなるが、他のポジションではそれぞれのポジションにレギュラークラスの選手が複数存在しているので、出場時間をコントロールしながら回して起用することができるのだ。

 例えば、柏レイソルというチームの攻撃にとって、非常に重要な役割を果たすウィングバックでは弓場の成長によって、久保、遠藤、弓場の3人を回しながら起用することができている。

 また、トップには垣田、藤尾、細谷がおり、さらにスーパーサブ的に瀬川祐輔が控えている。

 アウトサイドでは昨シーズンまで左サイドのファーストチョイスだった小屋松知哉が百年構想リーグを前に名古屋グランパスに移籍したため手薄になるかと心配されたが、新加入の遠藤がたちまちのうちに柏のサッカーに溶け込み、さらに弓場が台頭してきた。

 2025年シーズンにJ1リーグで準優勝したリカルド・ロドリゲス監督のレイソルだったが、百年構想リーグではEASTの8位と順位を大きく落としてしまった。

 この百年構想リーグの間、リカルド・ロドリゲス監督は「秋からの過密スケジュールを乗り切るために選手層を厚くするんだ」と言い続けて、ある意味で勝負を度外視して多くの選手を起用したり、本来とは違うポジションで起用したりといったテストを繰り返していた。

 その言葉通り、今では柏レイソルは非常に選手層が厚く、どこのポジションにも複数人の選手を起用できるようになり、それをリカルド・ロドリゲス監督が各選手のプレー時間を調整しながら見事に使いこなしている印象がある。

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