アジアの舞台と国内リーグの過密日程を縫うように、見事なローテーションで勝利を重ねる柏レイソル。その圧倒的な強さの裏には、指揮官の先を見据えた周到な計算があった。一時的な不振に陥った“百年構想リーグ”を、なぜ彼らは好調の足場へと変えられたのか? 大量補強に頼らず、分厚い選手層を築き上げたリカルド・ロドリゲス監督の「チームビルディングの妙」に、サッカージャーナリスト後藤健生が迫る!
■古賀太陽や久保藤次郎を温存!?指揮官ロドリゲスが仕掛けた大胆なターンオーバー
そんな内容になったのは、柏はこの日はいつもとは少し違ったメンバーで戦っていたからでもある。
たとえば、不動のセンターバックとしてほとんどの試合にフル出場していた古賀太陽は浦和レッズ戦はベンチスタートで、犬飼智也がセンターでプレーしていた。
また、右のウィングバックとして欠くことのできない存在である久保藤次郎もベンチに置き、左サイドでプレーすることの多い弓場堅真が右のウィングバックに入っていた。また、シャドーも出場機会の少ない満田誠だった。
ハーフタイムに、リカルド・ロドリゲス監督は2枚の交代カードを使って、トップを垣田裕暉から細谷真大に替え、遠藤渓太に代わって久保を入れて、久保が右、弓場が左という形に変更した。
そして、後半開始直後から浦和が攻撃を仕掛けてきたのを見ると、リカルド・ロドリゲス監督はすぐに動いた。52分に満田に代わってシャドーに山内日向汰を投入。そして、犬飼に代えてセンターバックに古賀を入れたのだ。これで、これまで多くの試合に出ていた選手たちの顔がそろった。
















