■ 欧州勢まさかの全滅。波乱のトーナメントとアメリカの悲劇
現在、世界の女子サッカーをリードするのは間違いなくヨーロッパ勢だが、「17歳以下」という年代別の大会では様相が違うようで、今大会ではヨーロッパ勢はラウンド16までで全滅。ベスト8に勝ち残ったのはアジアが3(日本、北朝鮮、中国)、南米とアフリカが各2(ブラジルとベネズエラ、ナイジェリアとガーナ)、そしてアメリカ合衆国という構図だった。
2018年大会と22年大会でU-17ワールドカップ連覇を飾ったスペインは、2023年の女子ワールドカップと今年9月のU-20女子ワールドカップでともに優勝しており、今大会で女子の全年代制覇を狙っていたが、ラウンド16でアメリカに敗れてしまった。
U-17大会ではまだ優勝がないが、アメリカは女子サッカー界の一方の雄。そのアメリカがグループステージで中国に敗れて2位通過となったため、ラウンド16でいきなり強豪同士の対戦が実現してアメリカがスペインを下したのだ。
しかも、その頂上決戦を制したアメリカも準々決勝で2連覇中の北朝鮮の前に0-3と完敗した。
この種のノックアウト式の大会ならではのハプニングで、優勝候補国が一つの山に固まってしまったのだ。そして、準決勝で日本と北朝鮮の「事実上の決勝戦」が実現することになった。


























