■ 日本の壁となる「最強・北朝鮮」。その圧倒的な力と隠された弱点
北朝鮮は準々決勝までの5試合で22得点と圧倒的な強さを発揮している。ただ、グループBの最終戦で北朝鮮はナイジェリアに1-3のスコアで不覚を取っている(ポーランドを含めて3チームが勝点6で並び、北朝鮮が得失点差によって首位の座を確保)。
北朝鮮は、圧倒的な走力を生かし、フィジカル的に優位に立って試合を進めるスタイルだが、ナイジェリア相手にもフィジカル勝負を挑んで封じ込まれた。
しかも、ナイジェリア戦の1得点はナイジェリアの選手たちが「北朝鮮のオフサイド」とセルフジャッジしてペナルティーエリア内でボールに手で触れたためにPKを取られたもので(北朝鮮のロビングが上がった瞬間、確かに複数の選手がオフサイド・ポジションにいたが、ナイジェリアのGKが難なくキャッチしたためレフェリーはオフサイドを取っていなかった)、北朝鮮の完敗だった。すでにグループB首位通過をほぼ確実にしていた試合だったとはいえ、特にメンバーを落とした戦いではなかっただけに、北朝鮮も守備面では弱点が見出だせそうだ。6ゴールを奪ったポーランド戦でも1失点している。
グループステージ初戦から準々決勝まで全勝で勝ち上がってきたのは日本だけであり、日本は5試合で1失点と守備が安定している。
中盤でまるで佐野海舟を思わせるようなボール奪取能力を見せる山路真白や広範囲をカバーできるCBの四本帆夏の守備力を中心とした日本の守備が北朝鮮の攻撃をどこまで抑えることができるか……。無失点のまま時計を進めて、北朝鮮に焦りが生まれれば勝機を見出だせるだろう。


























