■混戦でも上位と下位の勝点差は開きつつある
14節を終えたJ2は、勝点27で首位のベガルタ仙台がRB大宮アルディージャに敗れ、前節のアルビレックス新潟戦に続いて上位対決に敗れた。ホームの仙台は前半終了間際に先制されるまでに、得点機を何度か作り出していた。ここで先行することができていれば、その後の展開は変わっていただろう。
RB大宮は4試合ぶりの勝利である。左ウイングの泉柊椰(25歳)が2試合連続となる5ゴール目をあげ、攻撃陣を牽引している。10月に入ってケガから復帰したMF山本桜大(22歳)が、開幕戦以来となるゴールをあげたのも大きい。
シーズン序盤に出遅れた北海道コンサドーレ札幌は、前節まで5位の湘南ベルマーレを退けて4連勝を飾った。10節終了時点では最下位だったが、一気に9位まで順位をあげている。CBが本職の浦上仁騎(29歳)をボランチで起用するなど、試行錯誤の末に現時点での最適解を見出している印象だ。
今節は仙台のCBマテウス・モラエス(25歳)、アルビレックス新潟のFWマテウス・モラエス(26歳)が、負傷交代した。仙台と新潟に限らず、主力にケガ人が出ているチームは少なくない。次節は中2日の11月3日に開催され、週末にも試合が控える。過密日程を乗り切る総合力も、混戦を抜け出す重要な要素になるだろう。
混戦模様のJ2だが、上位と下位の勝点差は徐々に開いている。
J3降格圏の18位の栃木シティ、19位のFC今治、最下位のヴァンフォーレ甲府は、いずれも勝点12だ。首位の仙台とは、すでに「15」の開きがある。
15位の藤枝MYFCは勝点16、16位のモンテディオ山形も勝点16で、17位の八戸は勝点14だ。ここから浮上してJ1昇格プレーオフを争う存在となるのか、それともJ2残留が現実的な目標となっていくのか。ここ数試合の結果次第で、現状で中位から下位のチームの立ち位置がはっきりするかもしれない。









