アジアの頂点、そしてその先のW杯を見据える森保ジャパン。しかし、世界の潮流はすでに「究極のパスワーク×最大値のインテンシティ」へと突き進んでいる。第5回では、強豪国と渡り合うために不可欠な“若手の我慢強い育成”と、過酷なインテンシティに対応できる新戦力の台頭について議論。堂安律の守備負担を軽減する新たなウィングバック候補、そして上田綺世の絶対的バックアップは誰になるのか。チームの現在地を厳しく評価する。【第5回/全7回】
■「親善試合で育てたい選手を出さないのはおかしい」森保監督の合理主義と“我慢の起用”の必要性
――試合を通じて育てるという意味で、今回の4連戦中3試合でもうちょっと使い方を変えたほうがよかった選手はいるのでしょうか。
大住「第2戦のベネズエラ戦では、前半だけで代えられた選手たちに、もう少しプレーさせてほしかった。森保一監督は、試合の行方が決まっている状況や、疲れてインテンシティ(プレーの強度や激しさ)が落ちている試合に途中から出すよりも、先発で出して高いインテンシティを経験をさせたほうが成長につながると話していた。それは一理あるとは思うけど」
後藤「うん、非常に合理的な考え方だね」
大住「正しいけど、勝つために、FIFAランキングを上げるという課題を果たすために、親善試合で育てたい選手を出さないのはおかしい。もちろん勝とうと最大限努力することは、試合をする上で最も大事なことだけど、選手を伸ばすためにはもう少し我慢をしなければいけない、っていう場合も本当はあるはずなんだよね。その点から考えると、広島でのあの試合(ベネズエラ戦)は、本当にひどかったと思う」
後藤「前回のアジアカップでは、我慢して鈴木彩艶を使い続けたわけですけどね」



































