サッカー日本代表の4連戦が注目を集めているが、同時期に別の熾烈な戦いも行われている。J2、J3の各クラブも、それぞれ昇格を目指して激戦を繰り広げている。中でも鮮烈な印象を残したのがRB大宮アルディージャだ。J2第8節では、ヴァンフォーレ甲府に大勝。Jリーグ初の100%外資系クラブは、日本のスタンダードを変え得るのか。サッカージャーナリスト後藤健生が、J2で唯一今季無敗の「黒船」の可能性を探る。
■うっぷんを晴らす大勝
9月26日に行われたJ2リーグ第8節で、RB大宮アルディージャがヴァンフォーレ甲府に5-1と大勝。勝点3を積み重ねて前節まで首位に立っていたアルビレックス新潟と勝点で並び、得失点差で2位に順位を上げた。首位のベガルタ仙台とは勝点1の差だ。
大宮はレッドブル・グループの傘下に入り、今シーズンはスペイン人のナルシス・ペラッチ・ナダル監督(※)を招へいした。
(※)同監督については日本語メディアでは「ナダル監督」と紹介されることもあるが、ペラッチが第1姓(父姓)、ナダルは第2姓(母姓)なので本稿では「ペラッチ監督」とする。
そのペラッチ監督の下、大宮はJ2リーグ開幕から3連勝と好スタートを切って、そのまま順調にJ1リーグ昇格に向かうかと思われた。だが、第4節からなんと4連続引き分けと足踏み。とくに、第5節のブラウブリッツ秋田戦以降の3試合は0-0、0-0、1-1とロースコアでの引き分けが続いていた。
そんなうっぷんを晴らすかのように、雨で気温18度台と冷え込んだホーム、NACK5スタジアム大宮で5ゴールを決めて快勝したのだ。
内容的にも後半の途中までは完全にゲームを支配。前半2つのゴールを決めると、後半の立ち上がりにPKを獲得して突き放した。「完璧なゲーム運び」と言ってもよかった。














