【60分】急造3バックとは思えない! 素晴らしい距離感が生んだ「チャレンジ&カバー」

 60分17秒の浦和の守備体系を見てほしい。最終ラインと中盤の2ラインの距離間が素晴らしい。急きょ、告げられた3バックにしては「連動」した守備になっている。

 偶然の産物と言えるシステム変更だったが、かなり機能していた。相手と2対2の場面でも、サポートにいける距離も、すぐに行ける間合いをとっている。つまり、チャレンジする人とカバーする人の役割か明確になっている。

【85分】なぜ松村優太をフリーにしたのか? センターバックの“少しのポジショニングのズレ”

 左サイドからのスローインから股抜きでポケットにパスが通る。マイナスに出されたパスに右サイドでフリーにいた松村優太がシュートを放つ。ボールはポストの脇に外れていく。

 どうして松村をフリーにしたのか。まず、センターバックの根本健太のポジショニングがまずい。根本が宮本優太の横に並んでいれば、鈴木優磨に付いていくのは片山瑛一ではなく根本であったはずだ。そうすれば片山は大外にいた松村をケアできた。こうした少しのズレが失点に結びついてしまう。

「偶然の産物」が生んだ勝利だったが、この偶然を必然に変えていくのは、結局監督ではなく選手自身であることがはっきりした試合であった。

 次の試合も選手が話し合って団結して挑めるかが鍵となる。鹿島戦のような試合を重ねられれば、結果は自ずとついてくる。

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