スタジアムがどよめいた! 「10秒00」日本新記録の衝撃

 スタジアムの記者席に座ってしばらくしたら、男子100メートルの準決勝が始まりました。

 日本の伊東浩司が出場するようです。スタートすると、伊東がとんでもなく速いスピードで駆け抜けました。素人の僕が見ていても、本当に迫力のある走りでした。

 記録は10秒00の日本新記録でした。そして、この記録は2017年に桐生祥秀が9秒98を記録するまで、20年近く破られなかったのです。

 僕は陸上競技を見にいったことはそれほどありませんが、この時の伊東浩司の走りを見たのと、1991年の世界陸上東京大会の走り幅跳びでマイク・パウエルの8メートル95のビッグジャンプを目撃したのが一生の自慢です。

 そのタマサート・スタジアムを再び訪れたのは、2020年に開かれたAFC U-23選手権(現:U-23アジアカップ)の時でした。

 この年に予定されていた東京オリンピックの出場権を懸けた大会でした(新型コロナウイルス感染拡大のため、オリンピックは2021年に延期)。日本代表はフル代表も兼任する森保一監督が率いていましたが、日本はすでに開催国として出場権を持っていましたのでモチベーションが足りず、なんとグループリーグ敗退となってしまいました。

 タマサート・スタジアムも準メイン会場で、日本対サウジアラビア戦や日本対シリア戦もタマサートで行われました。

PHOTO GALLERY ■【画像】2020年Uー23アジアカップのADカード
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