後藤健生の「蹴球放浪記」第331回「タマサート・スタジアムの思い出」の巻(2)トルシエジャパン敗退後の「休日」が生んだ奇跡!目撃した日本新記録「10秒00」樹立の瞬間の画像
フィリップ・トルシエ監督、そして森保一監督もアジアでの大会で苦い経験をしてことがある。撮影/原壮史(Sony α1使用)
■【画像】2020年Uー23アジアカップのADカード

 間もなく、愛知・名古屋を中心にアジア競技大会が開幕する。サッカー男子はU-21日本代表、女子は国内組中心のなでしこジャパンが出場してアジアの頂点を目指す。サッカージャーナリスト・後藤健生が振り返るアジア大会の記憶、後編は「サッカー以外の醍醐味」だ。1998年バンコク大会、サッカーの試合がない休日に足を伸ばした陸上競技場で目撃したのは、歴史的な「10秒00」の瞬間だった。ローカルバスでの珍道中とともに、ディープなタイ滞在記をお届けする。

■サッカーの休日が生んだ奇跡! いざ、陸上競技の舞台へ

 アジア大会やオリンピックの面白さは、サッカー以外の競技を観戦できることです。

 アジア独特の(つまり世界最高峰の)セパタクローとかカバディも見ることができました。

 12月12日に2次リーグが終わりましたが、準々決勝は14日開幕なので13日は試合がありませんでした。

 そこで、「何か他の競技を見に行こう」と思って、僕は陸上競技場行きのバスに乗りました。ADカードを持っていると、メディアセンターからのシャトルバスに乗れるのですが、陸上競技の会場はかなりの距離がありました。

 会場は、バンコクから北に約40キロ郊外のパトゥムタニにあるタマサート大学のスタジアムでした(ラジャマンガラも陸上競技場でしたが、ここはサッカーだけの会場。陸上はタマサート・スタジアムが会場でした)。

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