■伝家の宝刀は健在! 観戦メモに「!」を3つ打たせたタクト
それでいて、柴崎特有のスルーパスの感覚も健在だ。
東京V戦では65分に右サイドで松村優太を走らせたパスが秀逸だった。
右サイドのタッチラインに近い位置でボールを持った柴崎は、サイドバックの広瀬陸斗とゆったりしたパスを交換してタメをつくった。そして、その間にタッチライン沿いで動き出した松村を見つけると、松村の前のスペースに一直線のパスを出したのだ。パスの強さもタイミングもぴったりだった。
残念ながら松村のクロスは中央の選手に合わず、決定機にはつながらなかったが、僕は観戦メモに「!」を3つも打ってしまった。
「一見の価値あり」。それが、柴崎岳という選手の現状である。
柴崎は73分でお役御免となり、替わって三竿健斗が投入され、88分に元砂がマテウス・ブエノに替わってピッチに入るまでの15分間は三竿とマテウス・ブエノのコンビとなった。第1節、第2節では先発した2人である。
三竿はもちろん柴崎以上に守備能力が高く、運動量の多い選手であり、しかも技術レベルも年々向上している。いずれにしても、鹿島の中盤は盤石と言っていいであろう。
つづく


































