現地8月30日、ベルギー1部ジュピラー・プロ・リーグ第4節が行われ、シント=トロイデン(STVV)のMF荒木遼太郎(24)が待望のリーグ戦初ゴールをマーク。4-1の快勝に大きく貢献した。
昨季3位のシント=トロイデンは、開幕から2試合連続ドロー(1-1、3-3)と足踏みが続き、UEFAヨーロッパリーグ(EL)予選プレーオフでもオモニア(キプロス)に屈するなど、嫌な停滞感が漂っていた。その暗雲を打ち払ったのが、今夏に名門・鹿島アントラーズから完全移籍で海を渡った天才アタッカー・荒木だった。
高校サッカーの名門・東福岡から鹿島入りすると、2021年には10代としてJ1史上2人目となる年間2桁ゴール(10得点)を達成。2024年に加入したFC東京でも攻撃の中心として確かな存在感を示し、パリ五輪代表としても躍動した24歳のアタッカーが、敵地アントワープ戦で圧巻の輝きを放った。
0-0で迎えた前半9分。ロングボールを処理しようと飛び出した相手GKと味方DFの連携が乱れ、中途半端なクリアボールに。これを拾ったSTVVのアルブノール・ムヤがドリブルから左足シュートを放つ。カバーに入ったDFに一度はブロックされたものの、ボックス内でボールが高く舞い上がった。
その落下地点へいち早く反応したのが荒木だ。ほぼ真上から落ちてくる、キックの難度が極めて高いボールに対し、荒木は余分な力をすっと抜いた“脱力状態”で右足を合わせる。非凡なミート技術で確実に枠内へ流し込み、鮮やかなボレーで歓喜のネットを揺らしてみせた。


























